中国語学習の悩みQ&Aコーナー

●フリーランス通訳者・須磨みのりの『中国語学習Q&Aコーナー』、 応募ありがとうございました!● 

『中国語学習の悩み相談コーナー』に応募くださった学習者の皆さん、ありがとうございました!

質問者の皆さんのレベルは様々ですが、編集部の予想通り、中国や台湾等に駐在女性/現地で働く女性からの質問が多い結果になりました。

 

先月、編集長・茉莉花が学習者の一人として皆さんを代表し、須磨さんにお会いして、読者の質問・悩みに答えていただきました。 

『あー、これ分かる、そうだよね!』という定番から『うーん、どうしてこうなっちゃうのかな?』というものまで、色々なトピックで思わず盛り上がってしまいましたが、頂いた質問の中から人数が多かったもの、『これは!』というものをピックアップして、掲載します。


ー<質問への回答者>須磨みのり氏 プロフィールー 

 

フリーランス中国語講師、通訳。
長野県出身。大学卒業後、3
年間の会社勤務を経て主人の仕事の関係で中国瀋陽市に5年間暮らす。大阪市在住。10年間の法廷通訳、医療通訳、レセプション通訳等を経て、現在は通訳学校、専門学校、企業研修の講師を中心に活動。モットーは「いま・ここに集中、LIVE感を感じる生き方を」。

 

●須磨さんブログ: http://ameblo.jp/mino-china/

New! 中国語文法100本動画 ブレない中国語~ブレチャイな』スタート!

 http://minoricocokara.com/100douga.html


◆聞き取れるが話すときの発音が良くならない。効果的な練習方法を知りたい。(初/中級複数名より)

聞き取れるというのは大きな強みですね。話すときの発音が良くならないというのは、恐らく中国人を目の前にして緊張してしまい、頭の中が真っ白になり、いつもの発音ができないという心理的な側面の可能性もあります。自分の発音に自信が持てればさらに堂々と話せるようになりますよね。

 

それにはやはり発音練習が必要です。人に聞かせるということを意識してはっきり口を動かすのが効果的です。

練習方法としては、必ず音声のあるものを用意してください。

レベルの高くないもの:ゆっくり、はっきり話しているものでスクリプト(中国語の原稿)があるものが良いです。

通訳練習の1つである「シャドーイング」という練習方法がオススメです。音声と同時に発音していくもので、スクリプトを見ながら、はっきりと発音する、声調の抑揚も真似して練習してください。毎回違うものではなく、一つの原稿で何度も繰り返して練習するのが良いです。

 

◆中検2級を取得したあと、どのように学習していけば良いか? 方法・教材など知りたい。(社会人/駐在妻複数名より) 

◆日常会話レベルから一歩進めた学習におすすめサイト、ニュース番組、教材など知りたい。(駐在妻他複数名より)

基本的にディクテーション(听写)という、音声を聞いて文字に書き起こすという方法を中心に学習していくのが良いと思います。あとは、ニュース記事を精読したり成語に触れるなど、本場の言葉に触れていくのがよいです。

 

このディクテーションは、書店でも「リスニング」の教材が多数販売されています。最初は簡単なものからトライしていくのがいいです。必ず音声とスクリプト(原稿)があるもので行ってください。

 

 

【方法】

①300~400文字の中国語の音声を5~6回聞いて、内容を理解する。

②必ず手書きで文字に書き起こす。わからない箇所ももちろんでてきます、音を細かく聞いて前後の意味からも考えて、辞書でトコトン調べましょう。どうしても聞き取れない場合は、何文字あるか、ピンインを記入しておいてもいいです。一日で作成するのではなく、3~4日かけて何回も聞き込んで取り組んでみてください。最大限自分で校正し終わったら、最後に答えをみてください。

③間違えたところをチェックするとともに訳出して、全体の意味を確認する。

④何度も聞いてとことん取り組んだ内容なので音読の練習にも使えます。

 

 

この練習は地味な作業ですが、音声認識力を向上し、中国語総合力UPに大変効果的です。

ういうとことん取り組む学習を取り入れてみてはいかがでしょうか?とくに中検2級あたりですと急に辞書を引かなくなり

ますので、この練習方法で辞書を駆使してみてください。辞書は引けば引くほど力になります。辞書は肌身離さずに♡

あとは、一時期通訳学校に通ってみたら学習の方法なども知ることができます。

 

自宅での中国語教材アイテムとして、

 

NHK WORLD 中国語ニュース http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/chinese/top/

 

iMandarinPod - 爱汉语客 http://www.imandarinpod.com/hoola/

 

もいいですね。

 

◆中国語を活かす仕事を具体的に知りたい。(大学生/留学生)

大学生であれば、企業で中国語を話せる方募集というのがあると思います。

ニーズはまだまだ高いと思われます。中検2級程度レベルを持っていたほうが有利。

 

ただし「中国語ができる」というだけでは、もしかしたら全く関係のない課に配属という事にもなります。

実務レベルになるには、大学での学習では不十分です。

 

言葉は単なる手段です。そこを踏まえたうえで、まずは、ご自分で、中国語を活かして「何をしたい」のかを明確にしてブレない自分の軸をもって取り組まれたほうがいいですよ。

貿易、法律、医薬、観光、英語など、中国語ともう一つ何か強みがあるといいですね。

 

 

現在では、企業内で中国語を話せる人を育成して研修しています、その動きから見ると、観光、医薬、法律関連、官公庁の中国語のニーズが高まってくるのではないでしょうか。

 

◆帰国後にせっかく学んできた中国語を活かして働きたいが、どんな方法があるか?通訳/翻訳/企業など何が有望か?(駐在妻)

中途採用であれば、中国語と英語ができればかなりの武器になります。

あとは、派遣、アルバイトやパートとして、ドラッグストアや化粧品メーカー店舗、アパレル、空港、案内センター、市町村通訳、入管などでも中国語が話せる方として募集しています。

 

中国で会話ができても、実務レベルで仕事に使うには、やはり帰国後一度通訳学校に通ってみるといいですね。

学習の仕方、自分の語学レベルがわかり、欠点も知ることができます。

 

中国語の場合、通訳だけ、翻訳だけという働き方では仕事の可能性は狭くなります。どれもできるようになっておいたほうが良いです。そして最終的にご自分にあった働き方を見つけてみてはいかがでしょうか。

 

◆中国語と同時に英語も学んだほうが良いか?頭の中で混ざらないか?(駐在妻)

もちろん中国語と英語ができれば何よりです。

ただ、もしどちらも中途半端になってしまうようであれば、どちらかに絞ってみてもいいですよ。両方やるとストレスになりませんか?楽しんでできれば何よりです。 今の時代は、両方できたら可能性も広がりますね。

 

◆現在、中国語翻訳に携わっているが、もらえる仕事は低報酬で案件も少なく、今後の業界に希望が感じられない。それについて意見が欲しい。(帰国済み駐在妻)

翻訳に携われているのでも大きな進歩です。それが例え報酬が少なくてもです。

実務、実践として仕事ができ、次の依頼がくるという事は、自分の実力が認められている証拠なのです。そして報酬をもらえるのです。それはとても素晴らしいことですよ。

 

時代は動いています。

医療、観光、企業関連、法律、環境・・・ニーズも刻一刻と変わっていきますし、翻訳業界に終わりはありません。

 

今後見込まれるのは、環境や医療、観光ではないでしょうか。

ただ、翻訳は中国語から日本語に翻訳するのは、必ず日本人です。逆に日本語から中国語へ翻訳するのは中国人です。その点で、中国人と日本人の住み分けができているので、日本人翻訳者のニーズはこれからも続くでしょう。

 

ただ翻訳者も、常に最新の情報、話題に対応できるように、調査能力、翻訳レベルを向上していかなくてはいけません。

 

現状に満足していたら後退します。できれば翻訳会社は1社だけではなく、数社からの依頼を受けられるように、常にトライアル(採用試験)をしてみてはいかがでしょうか?これは、自宅にいながらできる仕事なのでおすすめです。

トライアルに落ちたからといって、諦めてはいけません、実力を上げて何度も何度も受けてみてくださいね。