<Kurasiaウーマン・コラム連載>  フリー通訳者・中国語講師  須磨みのり

フリー通訳者・中国語講師 須磨みのり が贈る

みのさんの現在(いま)・此処(ここ)コラム ~LIVE感を持って生きよう!~

 

ープロフィールー

須磨みのり  フリーランス中国語講師、通訳。
長野県出身。大学卒業後、3
年間の会社勤務を経て主人の仕事の関係で中国瀋陽市に5年間暮らす。大阪市在住。10年間の法廷通訳、医療通訳、レセプション通訳等を経て、現在は通訳学校、専門学校、企業研修の講師を中心に活動。モットーは「いま・ここに集中、LIVE感を感じる生き方を」。

◆須磨さんブログ: http://ameblo.jp/mino-china/

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Vol.8  「やっちゃった後悔のほうがいい」

 

New! 2015.04.24掲載 


こんにちは。コラム8回目です。


私は、「中国語文法100本動画ブレチャイな!」という中国語学習のコンテンツを昨年2014年7月からyoutubeで発信し、9月からは「ブレチャイな!座談会」というものを開催し始めています。


おかげさまで、大阪で3回、東京、名古屋各1回の開催で、中国語学習者の皆さんとお話させていただいております。その中で、気がついたのは、留学された方や夫の駐在で中国に行かれた方が多く、そしてその後、どうしたらいいのか悩んでいらっしゃる方が多いのです。せっかく学習した中国語をどう活かしたらいいか、仕事や収入に結びつけたらいいのか悩んでいらっしゃいました。


日本に帰国後、時間が経って中国や中国語の世界からだんだん離れてきてしまう、寂しいと同時に不安だという方もいらっしゃいました。そしてお悩みは、仕事と趣味という感じで分かれるようです。

簡単にここでもアドバイスをさせていただこうと思いますが、まずは収入や仕事に結びつけたいのであれば、中国語のレベルを上げる、あるいは維持する努力も続けていかなくてはなりません。



やはりオススメは通訳学校へ2~3年は通うことです。学費は高いのですが、宿題も多く集中してレベルアップができます、一番の近道だと思います。ある程度の語学レベルがあれば、その通訳学校から仕事の依頼も舞い込んだりします。あとは、求人情報もこまめにチェックしていると、中国語を使う派遣先やアルバイト、あるいは正社員の募集などもあります。


中国語を忘れない程度に趣味で使いたい、というのであれば、近くの日本語教室ボランティア、外国人サポートボランティアに登録、参加してみてもいいと思います。あとは地域で開催している漢語角のようなサロン、座談会に参加して中国人の方とお知り合いになってお互いの文化、習慣などについてお話をするというのでもいいと思います。

ただ、ボランティアでもサロンでも、オススメはその会場だけで会うという事を守って欲しいと思います。親しくなると「プライベートで会おう」、「ちょっとお願いしたいことが・・・」となったりして、トラブルの元にもなるかもしれませんので気をつけてくださいね。


そして、もしご自分が中国語以外にお茶や二胡、絵画・・・など何かスキルを持っていたら、もちろんそれを活用し、「中国語+α」として、ご自身でセミナーや教室を開いてご自分を表現してもいいと思います。


今では個人で情報発信ができる時代です。個人で情報発信ができるということは、自分を表現できるということです。そしてそれを求める人、それを教えたい人が直接ブログやfacebookでやりとりができます。

やりたいことがあったらその想いがあるうちに行動を始めたほうがいいのですよ。時間が空くと冷めてしまいますから。


私は日本人がもっと中国語を使って活躍してほしいと思っています。その情報交換や相談、学習方法、お悩み等をシェアするために各地で「ブレチャイな!座談会」を開催し始めました。いわば日本人のための座談会です。自身の経験が少しでも皆さんのお役にたてれば、背中を押すことができればと願っています。


でも、実はこの座談会を始めるのもかなり勇気がいりました。

「誰も来なかったらどうしよう、「内容もどうやったら?」など、不安ばかりでしたが、やらなかったら今のまま、つまり現状や状況は何も変わらない。

これからの事や、まだ見ぬ未来を思い悩み心配するよりも、「とにかくやってみるのが何より重要。


一歩踏み出せば、何かが見えてくるし、誰かが見ていてくれます。

一歩も踏みださないで「やらなかった」後悔をするより、一歩踏み出して「やっちゃった」後悔をするほうが、人生面白いと思うのです。


座談会を始めてみて、実は参加者の方に助けられています。そしてこういう場を望んでいたという方が多く嬉しく思います。


せっかく学んだ中国語や中国の世界、帰国後に自分なりに何らかの形で活用してみてはいかがでしょうか。実際に行動して手探りでやっていけばいいのです。

想像がつかない未来も自分の人生、有意義な人生だと思います。


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☆お知らせです☆


須磨みのりさんのHPがリニューアルされました!


HPImaCoco  Minori Suma  http://minoricocokara.com/ 

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Vol.7 大阪・座談会を開催しました!

 

New! 2014.10.22掲載 

こんにちは。コラム7回目です。今回は、大阪で開催した座談会の報告をしたいと思います。

 

私の中国語学習歴は長いです。

今でこそ、中国語講師として中国語を教えていますが、実は、中国語学習中は暗記中心の学習方法だったのです。HSK等の試験対策も練習問題を解きまくり、問題集をとにかく片っ端から繰り返しこなしていました。

文法についても、「遥か昔に習ったから、もう今更文法なんて・・・」とわかったつもりで、タカをくくっていました。

だいぶ後になって、講師になる頃から文法をもう一度重点的にまとめてみました。すると「なるほど!これはこういうことだったのか!」と改めて文法の面白さ、そしてその重要性に気がつきました。

そして文法の基本をしっかり押さえれば、レベルアップの近道であることにも気がついたのです。

 

中国語の文法は、中国語検定3級レベル程度までをおさえておけば、あとは応用がききます。

文法の面白さや重要性をみんなに知ってほしい。

文法の基本を学習の初期にしっかりつかんでおけば、私のように遠回りをしないで済むかも・・・!と思いたち始めたのが、「中国語文法100本動画ブレチャイな」という動画です。

基本文法をYOU TUBE100本出す予定で、自分にとってもチャレンジです。ただいま50本目に向けて動画撮影中♪

 

そして動画配信スタートから2ヶ月経ち、初めて大阪で2014年9月20日に中国語学習者の座談会を開催させていただきました。

嬉しいことに7名の方に集まっていただき、なんと遠く広島や姫路からいらっしゃった方もおられました。

 

座談会では、皆さんに自己紹介していただき、中国語学習歴や悩んでいることなど、ざっくばらんにお話していただいたのですが、独学の方が圧倒的に多く、学習の方法や、モチベーションが保てない、なかなかレベルアップに結びつかない、中国語を使って仕事に活かしたいけどどうしたらいいか・・・というお悩みがでました。

 

もちろん精一杯お悩みにお答えし、その後場所を変えて、さらに皆さんと2時間お話しました。

 

このコラムの読者さんは、海外に駐在されている方が多いと思いますが、ぜひ、今から情報収集すると同時に、現地にいる機会を活かし語学のレベルを向上させ、キャリアアップに繋げる何かをご自分なりに模索し始めると良いですね。

 

何かを学ぶには、自分で体験する以上に良き方法はないですね。

どんどんチャレンジして自分のものにしてしまいましょう♪

 

次回は東京での座談会を近日開催予定です。お時間の都合のつく方はぜひどうぞ♪

 

下記は2014年9月20日第一回大阪座談会参加者のお声です。

 

F・Aさんより

「有意義な時間をありがとうございました。何よりもお会いしお話できてよかったです。とても心強い存在ができたように感じました。^^

最近は中国語を話す環境下で仕事をしていないことに対して少しネガティブになっていたのですが、他の参加者の方々もほぼ同様な状況で学習を進められているのを見て、自分自身反省したところもありました。」

 

☆H・Tさんより

「今日は短い時間でしたが、先生や皆さんにお会いでき、楽しい時間が過ごせました。ありがとうございました。

 

丁寧にアドバイスいただき、あきらめず頑張ってみようかなという気になりました。またこういう機会がありましたら、参加できればいいなと思っております。本当にありがとうございました。」

 

S・Hさんより

「今日は、座談会に出席出来て良かったです。 座談会では、学習方法だけでなく法廷通訳の裏話や仕事の考え方など 普段なかなか聞けない話が、直接聞けて、大変やる気がでてきました。 もし、次回座談会があるならまた参加したいです。 今日は、本当にありがとうございました。」

 

 

Vol.6  中国語を学んでそれからどうするの?

2014.07.25掲載 

こんにちは。コラム6回目です。 「中国語を学んでそれからどうするの?」

今回は前回より少し細かく、中国語を学んだあとの具体的な仕事について書いていこうと思います。

 

帰国後にせっかく学んだ中国語を生かしたいと考えるのは、とても素晴らしい前向きな事だと思います。でも、おそらく次に脳裏に浮かぶのは・・・。

どんな仕事があるの?本当に仕事に生かせるの? だって最近、日中関係もワルイし・・・ヽ(;▽;)ノではないでしょうか?

 

確かに2000年頃から10年間は活発にビジネス間の投資や企業設立等の交流もあり、ブーム到来!中国語が熱い!という時期でした。

そのブームも過ぎた今、少しヒンヤリしたムードが漂っているのは確かです。マスコミもネガティブな面ばかり取り上げていますしね。

 

ただ、そんなに悲観しなくてもいいと思いますよ。

日中両国は、環境面、観光面、医療面でもビジネス上、今後、もっと協力していかなくてはならない関係ですから、語学を生かすことはできます。全国的に観光客も増えてきました、特に関東地域は今後東京オリンピックもありますしね。

 

大学生であれば、もし中国語に興味があれば、なおさら集中してやっておいていただきたい。検定資格は就職活動の武器になりますので、在学中に取得したほうがいいですね。HSKや中検など(2級程度)。

 

ただ語学はあくまで手段です、「中国語を使える」仕事を選ぶより、「自分がやりたい」仕事を選んでほしいです。

中途採用であれば、中国語と英語ができればかなりの武器になります。

それ以外にも、派遣、アルバイトやパートとして、ドラッグストアや化粧品メーカー店舗、アパレル、空港施設、アウトレット、案内センター、市町村通訳、入管ひいてはボランティアなどでも中国語が話せる方として募集しています。

 

ただし、実務レベルで使うのであれば、ぜひできれば通訳養成学校で少しでも学んで欲しいと思います。学校では勉強の方法、通訳スキルなども学ぶことができますので、自分のレベルを知って足りない所を伸ばすきっかけにもなります。ライバルもでき、人脈もできます。将来お互いに情報交換もできますよ。

 

中国語は英語とは違い、会議通訳者、産業通訳者、翻訳者など、仕事が細分化されていません。全ての内容や業界をやる事になります。もちろん通訳も翻訳もです。

 

今、少しでも中国語を使ってお仕事をするチャンスに恵まれているならば、ぜひそれを逃さずに、例え報酬が少なくてもトライして継続していただきたいです。なぜなら中国語の仕事は、中国語に携わらなくなったら本当に遠ざかってしまいます。私の経験上、何人もそんな方を見てきました。この業界は割と狭く、通訳や翻訳のお仕事も、知り合いからの紹介もあります。

 

そして自分に自分で限界を作り、「ここまででいいや」と現状に満足していたり、情報収集せずに「私の仕事はこれだけ」と不満を述べたり、あるいは報酬が少ないと嘆いていたら、単なる現状維持です。現状維持はすなわち後退、自身の成長も止まってしまいます。それは残念。言葉を学ぶには終わりはありません、ぜひ楽しく貪欲に追求していただきたいですね。

 

そして、中国語検定やHSKは「免許」ではありません。あくまでも採用する側の便利な目安のひとつでしかありません。資格取得を目指すのは、もちろん良いことですが、できれば学習過程の通過点の1つとしてとらえていただき、最終的な目標を検定合格にはしないでほしいです。

 

私が通訳学校で勉強していた時にもいましたが、資格取得に集中したいからとせっかくの中国語を使う仕事を辞めてまで時間を捻出し、資格取得を目指す方がおりました。これでは、本末転倒です。

勉強のための勉強にならないようにしてくださいね。

 

今回は、自分の経験から皆さんにシェアできればと思い、少し踏み込んだ内容にしてみました。ぜひみなさんのご活躍のご参考になれば嬉しいです。

 

どんどんチェレンジしてください。とにかく動いて情報収集を、そして体験をしてみてくださいね。

今後のご活躍を応援しています。

 

Vol.5  語学を活かして活躍するには?

New! 2014.05.23掲載

 

こんにちは。須磨みのりです。連載コラム5回目になりました。

今回のテーマは「語学を生かして活躍するには?」です。

 

 2001年、中国の滞在も終わり日本へ帰国。

「帰国後は、中国で学んだ中国語を、仕事で生かしたい。」「語学を生かして活躍できる場はあるのか?」と思っていました。

でも実際にどうやって仕事を見つけたらいいのか分らず、とにかく中国語を学ぶことは続けようと、「ケイコとマナブ」というスクール情報雑誌を購入、大阪で一番大きな通訳養成学校に行こうと決めました。

 

当時、中国語の旧HSK8級を持っていましたが、通訳学校のレベルチェックテストの判定で基礎科2のクラス。自分のレベルの低さに驚いたというのは、前回書いた通りですが、今考えれば、中国で何となく雰囲気で相手に伝わっていた、私の中国語を聞いている中国人の友人の洞察力に助けられていたというのがよくわかりました。

 

旧HSK8級はやっと通訳の訓練ができる入り口に立てたようなものでした。そうはいっても恐れるなかれ(^^)/ このレベルであれば、例えば、語学事務や社内通訳から始めてもいいと思います。英語が話せればなおさら良いですね。

いずれにしても「語学を使う仕事をしたい」という高いモチベーションがある時に、模索し、調べるといいと思います。

ネットの人材派遣や仕事探しの求人募集やハローワークで、市や外郭団体などでも、HPをチェックしてみるとひっそりと募集していたりします。中国語を使う法律事務所、翻訳会社のHPでも翻訳コーディネーター募集もしていたりしますよ。

 

実は、私も、翻訳会社で翻訳を発注依頼するコーディネートのアルバイト3年間ほどしていたこともあります。

 

自宅でできるお仕事では翻訳があります。子育中の方には良いですね。

注意としては、メールでのやり取りが増えるので、こまめにチェックが必要です。

あと、日本語ネイティブであれば、翻訳は中国語→日本語への翻訳を依頼することになります。翻訳は最先端の単語も多く、調べものをする時間の方が多いくらいです。

 

翻訳の依頼は、すでに稼働している翻訳者の紹介や、トライアルという採用試験に合格した方にお願いするのですが、これが結構厳しいのです。ですから、例え、一度落ちても諦めないでほしいです。実力をつけて再チャレンジするなど、貪欲にゲットしましょう。

そして、翻訳・通訳ができるレベルを目指すのであれば、やはり通訳・翻訳学校で専門の訓練を受けるのをお薦めします。通訳練習や学習方法も教えてもらえるので、レベル維持、向上にも役立ちます。そして通訳学校でも求人募集や通訳翻訳の登録募集をしています。単発の仕事も多いです。本科以上の上級レベルになれば、通訳・翻訳者として登録しておくというのもいいですね。

 

さて、以前Kurasiaサイトのインタビューでもお話したように、私は、通訳学校で通訳の訓練をするとともに、裁判所に登録し法廷通訳を10年間やってきました。これについては、また別の機会にご紹介しようと思いますが、並行して、実は地域の日本語サポートボランティアもやってきました。

 

帰国後、間もなく、通訳学校で知り合ったクラスメートが、声をかけてくれたのですが、「地域に住む中国人の女性が腹痛で病院に行きたいけど日本語が話せなくて困っている、一緒に行ってもらえないか?」という一言から始まりました。

 

今考えると、初めての医療通訳でした。医療通訳なんて初めてでしたので、とにかくお医者さんに会う前に、20分くらいかけて患者さんの症状を細かく聞いて、お医者さんに聞きたいこと、どうしたいのかをヒアリングしました。

 

その作業をやっておいたおかげで、実際の医師を交えての問診では、スムーズにいきました。患者さんとの信頼関係も深まりました。

 

とにかく内容を伝えようと、夢中で通訳しました。患者さんは、本当に痛くて悩んでおり、病院に行く勇気が持てず悩んでいたのです。

「謝謝!謝謝!」と何度も丁寧にお礼を言っていただきました。

 

最終的にはその後も手術までとことん付き添ったのですが、それからというもの、その方の家族、友人の病院や役所等の付き添い通訳もするようになりました。

 

自分の中国語が誰かの役に立っており、感謝されている。

この時の嬉しい感情は、今でも忘れません。

この時の経験からか?今でも時間の許す限り、ボランティア活動はずっと続けています。

 

話は少しそれましたが、医療通訳ですが、少しずつ行政の体制も整いつつありますが、現状はボランティアとしての稼働が多いです。ただ今後、ますます需要が高まってくる分野だと思います。

 

この他にも語学を使ってあなたらしく活躍する場所は、たくさん存在すると思います。

 私の経験でお話出来ることはまた、このコラムでご紹介しますね。

 

いずれにしても帰国後のモチベーションが高い時に行動する!これが結構重要です。

どうかご自身の語学を磨き、世界を広めてくださいね。

 

 

Vol.4 『飛び込む勇気を持とう!』

New! 2014.04.09掲載

 

こんにちは。コラム4回目です。 

今日は、中国から帰国前後にやってきたことを少しご紹介します。

 

中国の瀋陽に滞在し、中国語も東北大学で留学生と一緒に、そして瀋陽大学で聴講し、みっちりと中国語を学んだ!…ハズだった。

中国滞在5年目に主人の会社の副総経理付の通訳が育児休暇で3ヶ月間休むことになりました。主人の会社から「臨時で3ヶ月通訳やりませんか?」とのお誘い

と同時に主人の日本への帰国が決まりました!

 

待遇面は、結構…悪い(^-^; 「給料‐(ホテル代+食費)」=0元なのだ。

しかし、ためらう事はなかった。そう私は一人中国に残ることを決意。なんといっても現地で通訳の経験ができるんですから!

 

主人は先に日本へ帰国。 もちろん今まで住んでいたデラックスな外国人専用居住地は引き払い、ボロボロの2つ星ホテルに段ボール2つ担いで、単身引っ越し、というか・・・移動。主人のいない会社で通訳をすることに…。

 

 

初めての通訳。簡単な一対一の会話なら何とか通訳できるのに、工場内の専門用語に四苦八苦、副社長の朝礼での挨拶、弁護士を仲介してのトラブル通訳は、訳せない事も多く…。間の悪いことに会社が当時ISO14000取得と重なり、ISO審査も入り、連日胃が痛くなるほどでした…

もう「SOS」状態でしたが、優しい社員達のフォローのおかげでなんとか終えたのでした。

 

そして日本へ帰国、大阪へ。

とにかく中国語は続けたいとの思いが強く、すぐに大阪で一番大きな通訳学校に通うことを決め、早速クラス分けのレベルチェックテストを受けたら「基礎科2」というクラスでした。

それは当時下から2つめのクラス。クラスの名前に「基礎」の文字、さすがに「5年間中国に滞在していたのに、まだ基礎!?」という焦りと不甲斐なさでショックを受けました。

 

今、考えてみると、中国の現地で学ぶことは、メリットとデメリットがあることが分りました。

 

メリットは、現地の生きた中国語のシャワーを浴び、語感やニュアンスが身につく。

文化や風習を感じられる。

 

デメリットは、文法を中国語で習うので、実はしっかりと理解しきれていない、わかったようでわかっていない文法を使い、雰囲気で相手に伝わっていたり、相手の勘の良さで通じるので、伝わった気になってしまう。←私がそうでした。

 

今、中国で学習されている方にアドバイスをするとしたら、日本語で文法をしっかり理解することです。 特に中国語検定3級までに基本的な文法がほぼでてきます。

これを侮る事なかれ。基礎がしっかりしていたら、それだけで会話ができる。特に補語関係はしっかりと押さえておくと表現の幅が広がります。良い通訳は簡単な言葉で話します。

 

そして、語学ができるということと、通訳ができるということはまるっきり別のものなのです。人の話す言葉、どんな単語が飛び出てくるかわからない、それを聞き取って訳すというのは単語の数も圧倒的に足りなかったのです。

 

さて、その後、帰国と同時に、中国語を使って何かをしたいと、情報収集!

ボランティアでも何でも「中国語」と名のつくものは片っ端から調べ、登録しまくりました。その中でも一番力を入れたのが、裁判所の通訳でした。

 

その当時2002年、中国語の通訳者が足りない時期でした。

「通訳、翻訳」この仕事にも時代が反映されます。

 

早速、問い合わせをし、試験、面接を経て、二ヶ月後にはもう通訳の仕事をしていました。多い時には通訳事件を8件掛け持ちしていました。

 

あと、国際交流センターのインフォメーションボランティアにも行ったりしていました。

そこで知り合った通訳仲間と情報交換もできました。

結構、勢いで登録した感じでしたが、『思い立ったら即行動』でとにかく当時は行動あるのみでした。

 

通訳の世界も知らない、裁判の事もわからない、何も知らない、だから異世界に飛び込む勇気が持てたのです。無知は時に力にもなります。

当時の通訳学校の担当の先生に「裁判所に登録した」と伝えたら、「なんて大胆な、あなたにはまだ3年早いわ」と言われましたが、きっとそのまま行動せず、先生の言うように3年待っていたら、逆に通訳の世界を知りすぎて怖くなっていたかもしれません。

 

通訳学校に通いながら、積極的に仕事も引き受けるようにしました。

語学は、「使わないと覚えない」「恥をかかなかったら身につかない」。

そして、語学力が足りない部分は徹底して事前準備しました。

あえて苦しい立場に身を置きました。冷や汗をかいて勇気をもって取り組む、そしてレベルアップすればいいのです。恥をかいた単語は二度と忘れませんからね。

 

帰国後は、こんな感じでとにかく「これが最後の仕事だ」と思ってやってきました。

結局、法廷通訳は10年間、200件前後の裁判(家裁、地裁、高裁)を担当しました。

 

最初の一歩を踏みだしてみると、その先の景色が見えてきますよ。(^_-)-

 

 

 

Vol.3  『鉄は熱いうちに打て!』

2014.03.11掲載

 

こんにちは、コラム3回目です。今回のテーマは、『鉄は熱いうちに打て』です。

 

この春、日本へ帰国の方や、海外へ駐在される家族の方も多いのではないでしょうか。 これから中国など海外に行かれる方は、メディアの報道を見ていたら環境汚染など、いろんな事で不安になりますが、蓋を開けてみれば 実はほんの一部の事を報道していた ということもあります。

心配な事は、ぜひ現地の方の意見やご自分の目や耳で確かめてから決めてくださいね。そして、帯同される方は、ぜひ思う存分、異国の習慣や文化、考え方などに触れてください。もしも帯同が難しい場合でも、一度はご主人の駐在都市に行ってみてください。

 

そして、これから帰国の方も、実は不安なのではないでしょうか?

私は、中国に行く前は東京に住んでいましたが、瀋陽で 5年滞在した後、帰国は大阪でした。大阪は初めての都市で、知り合いが一人もいない場所です。

ただ、逆に考えれば、初めての中国、異国でも友人も知り合いもたくさんできましたので、帰国後の不安は特にありませんでした。

 

それよりも、中国で勉強した中国語を生かした仕事をしたいと思っていました。

帰国後、まずは中国に行く前より中国語のレベルがどれ程伸びたのか?知りたいのと同時にこのレベルを落とさないために、大阪で一番大きな通訳学校に通おうと決めました。

しかし学費が半年で 20万円前後と結構高いので、学費を捻出するために近くのファミレスでアルバイトも始めました。

 

帰国後というのは、気持ちが熱いはずです。新しい生活が始まりますからね。

私の場合は、中国語を使って仕事をしたいという気持ちが強く、まずはちょっと前から憧れていた「通訳でもやろうかな?」なんて思っていました。

 

そして、すぐに情報を集め、地域の国際交流のボランティアにも登録しましたし、裁判所が通訳を募集しているという情報を得たらすぐに問い合わせをし、傍聴にもいきました。

今考えると、あのころの行動が現在につながっていると思います。

 

帰国後の生活は、自分で意識して組み立てないと、すぐに日常の忙しさに埋没されてしまいます。

「したい!」「やってみたい!」という勢いのある気持ちは大きな原動力になります。

「できっこない」「難しそう」なんて思っていたら、自分で自分の可能性にフタをしてしまいます。それはもったいないこと。

 

私も「通訳」「翻訳」ってどんなことをするのかも、実はあまりわかっていなかったのです。今思おうと情報不足で本当に無知でした(笑)

 

しかし、行動してみないと何も始まりません。寄り道や回り道をし、目の前の課題を必死でこなすうちに、すこしずつ自分の得意なことがわかり、共鳴するものに出会い、進むべき道も見えてくるのかもしれません。

 

私も帰国後、学校へ通ったり、ボランティアに行ったり、説明会などに出かけてみると、何かしらの情報や刺激も得ることができます。またそこで知り合った方と情報交換や、仕事の紹介までしていただくなんてこともあります。

中国語の世界は、紹介で仕事をいただくことが多いので、出会いとご縁も大切になさってくださいね。

自分で動いて探しているうちに、もしかしたら、『違う方向に行ってみよう』、『実はこっちの方が好きかも 』と違う才能や自分が本当にやりたいことを新たに発見することもあるかもしれません。

 

中国で興味を持ったものがあれば、それを生かしてもいいですし、中国のご縁を日本でも続けられたら素晴らしいですよね。

 

海外にいられるのは数年、日本へ帰国してからの人生が長いのですよね。ぜひ、海外での経験を生かして、日本でも立ち止まらず突っ走って欲しいです。

日本へ帰国してからも、まだまだこれからの方が面白いかもしれませんよ。

『鉄は熱いうちに打て』です。

さあ、今日何をしよう? 加油!

Vol.2 変化はチャンス

2014.02.07掲載

 

こんにちは。 コラム第2回目です。今回のテーマは、「変化はチャンス」です。

 

私が中国の瀋陽に行ったのは1996年でした。その頃はネットも今ほど普及しておらず、事前の情報収集も大変でした。例えば、中国に行ったら近くの学校で中国語を勉強しようと思っていたので、中国の学校に手紙を書いてどう手続きすれば良いのか尋ねたりしました。中国語で返事が来た時には、何だかとても嬉しかったのを覚えています。

 

 

25歳の時に夫の仕事の関係で海外駐在に一緒についていくというのは、ドキドキ半分、不安半分でした。そして中国瀋陽市へ。まさに驚きの連続でした。

 

当時は、瀋陽までの直行便もなく、北京か上海経由で行く方法しかありませんでした。しかも北京、上海で5時間待って行ったのでした。

 

瀋陽、冬は、零下30度まで下がり、長野県育ちの私も本当に寒くて大変な場所です。その当時、ホテルは3つ星しかなく、お店には、お味噌も醤油も売っていないので、日本から持っていくか、瀋陽から車で5時間の大連まで買いに行く必要がありました。中国での初めての外食は、スープにアヒルの頭がそのまま…。「喉のところが美味しいんだよ~」と満面の笑みで勧められても…ねぇ(*_*)

 

そして喫茶店で「アイスコーヒ」を頼んだら、インスタントコーヒーを溶かして水道の氷を入れたものが出てきたり、ピザトーストがメニューに写真付きであったのでそれを頼んだら、生の食パンに、生のピーマンとチーズがそのまま乗っかってでてきたり…

 

小包は10キロ離れた郵便局に取りに行かねばならず、やっと受け取れると思ったら荷物はべちゃんこだった…などなど。生活をおくる上で「ありえない」という状況が次から次へと起こりました。最初は、夫にも文句も言いましたよ。

 

※もちろん今は改善されて快適になっていますのでご安心くださいね。

 

ただ、今振り返ってみると行って良かったと思います。行く前は怖くて不安でした。そして行ってからも経験したことのない出来事が次から次へと起こり、さらには、思い通りに事が運ばないこともたくさんありました。それでも行って良かったと本当に思いました。

それは、海外に行くことでそれまで経験できなかった事が、いいも悪いも起こるからです。これは、簡単に言うと「変化」するきっかけを与えられるということなのです。

 

 

 

私たちは、基本的に「変化」を避ける傾向にあると思います。でも私は、この変化が凄く重要だと思いました。

 

変化を受け入れ、積極的に取り組むことで、今まで自分が出来ないとか、無理だと思っていたことができたりします。時には自分でもビックリするくらい大胆になれます。内気な私が、習ったばかりの中国語を試したいからと、工事現場のおじちゃんに話しかけたりしました。さすがにちょっと危ないから止めなさいと中国語の先生に注意されましたが…

 

変化は自分を変えることが出来るチャンスなのです。

 

 

 

日本は、ネットが整備され情報が溢れ、日常生活は大抵の事は何も考えなくても、ボタン一つでできてしまう便利な国です。

 

しかし、ものすごいスピードで発展しているお隣の中国ですら、日本に比べるとまだまだ不便さがあります。さらに内陸へ行ってみるともっと不便を体感できると思います。

 

 

「変化」とは不便なこと、思い通りに行かないことも多いと思います。反面、自分がより成長し、客観的に見直すチャンスだと思います。異文化に触れるのも刺激的ですよ。

 

こうなったら変化や不便を楽しんでしまいましょう。

 

 

そして時には、おしゃれなホテルのレストランで食事をしたり、現地の美味しい食材を堪能しちゃいましょう。そんなことを楽しむのも海外で生活する魅力だと思います。

 

変化はチャンスととらえて行動すると自分の可能性の幅がグーンと広がりますよ。加油!

 

Vol.1  これから海外駐在する女性へ

2014.01.07掲載

 

新年好! 須磨みのりです!

 

第一回目のコラムはこれから海外へ駐在される方向けにお送りしますね。

 

私は、主人の駐在に付き添い1996年~2001年まで5年間中国に住んでいました、瀋陽市という都市で、冬は-30℃、鼻水も凍る世界でした。帰国は、当時知人すらいなかった大阪です。もう帰国して12年経ちますが、大阪で中国語のフリーランス通訳・翻訳者として活動し、現在は専門学校、企業研修で講師として教えています。

 

皆さんも、ご主人の海外駐在が急きょ決定!…という方もいらっしゃるのではないでしょうか?「現状が変わる」というのはやはり不安ですよね、しかも海外。今年の当面のスケジュールも決まっているし、急に駐在決定なんて…。驚きと不安でアタフタしてしまいますよね。

 

私は、主人の駐在が会社から言い渡されたのが2月で、元々の結婚式の日程がその年の11月、駐在は8月予定、慌てて当初の結婚式場をキャンセルし、4月に準備不十分のまま、結婚式を挙げました。

 

もちろん私も当時、仕事をしていました。主人から聞いてビックリ、「中国!しんよう?」しんようってどこ??と地図で調べたくらいです。

ついていこうと思ったのは単純に「楽しそう…( ̄▽ ̄)」と思ったからでした。

 

当時、中国に行かず、自分の仕事を続けるという選択肢もありましたが、私の場合は、自分の1年先、2年先を想像すると、きっと今のまま何も変わっていないだろうなと思ったのです。知らない場所、海外に行ってみるのも面白いだろうと思ったのです。

 

皆さんも、何か重要な決断、物事を始めたりする時に、判断基準となる「自分の軸」を持つことをお勧めします。ある有名なインテリア関係の社長は、選択肢で迷ったときに「自分がカッコいいと思う方を選ぶ」のだそうです。私の場合の基準は「面白そう」「楽しそう」です。自分のテンションが高くなる方を選んでみてほしいなと思います。

 

全く新しい土地に行って、そこで友人や知り合いができるのって宝だと思います、そう考えると、楽しくなってきませんか?

判断基準はシンプルでいいのです。「カッコいいもの?」「面白いもの?」「楽しいもの?」「ときめくもの?」「ヤバいもの?」…その軸を持つと瞬間的に判断できちゃいますよ♪