Kurasia特派員のグローバルライフ拝見

 

 日本・東京発(台北帰国妻) 柚子のレポート

 柚子(ゆず)

 

初めまして。2009年から台湾・台北に在住し、2015年春に本帰国しました。駐在前は書籍編集の仕事をしており、書くことが大好きなので、台湾の良さや楽しさをどんどん伝えていきたいと思います! 


特技、趣味:旅行、食べ歩き、街探索。特技はスキー…だったのですが、台湾は雪が降らないので最近は滑ってません(涙)。代わりにマラソンやってます。
台北の気に入っているところ:明るくおおらかな国民性と、ノスタルジックな街並み、そして美味しい食べ物がい~っぱいあるところ!!

 

柚子のブログ http://ameblo.jp/fuumii/

【第1回】2015.7.18掲載

 


初めまして。柚子です。

ダンナの海外転勤のため、2009年から2015年まで5年半にわたって台湾・台北に住んでいました。滞在中は地元の大学の語学センターに通ったり、ボランティアで日本人会の会報誌編集のお手伝いをしたりしていました。


また、二人の娘の通う幼稚園や学校でたくさんのママ仲間とお付き合いさせていただき、楽しい駐在ライフを送ることができました。とはいえ当然、ぶち当たる問題や悩みもいろいろあったわけで、そんな諸々の経験をもとに台湾暮らしをレポートしていきたいと思います。


 


<海外駐在、第一の関門>


第一回目ということで、まずは初めての駐在前後の話を書いてみたいと思います。


2009年の初め頃、ダンナが突然「台湾に転勤することになった」と言ってきました。まさに青天の霹靂の海外駐在話で、当時、編集者として働いていた私は大いにうろたえました。大好きな仕事を辞めたくなかったからです。

単身赴任も考えましたが、当時、娘たちは小4と幼稚園児。この子たちが中学生になったら、パパと一緒に過ごす時間はグッと少なくなるだろう…、家族みんなで行動できるこの数年間を大事にしたい…、そう思って一緒に行く決心をしました。


私のように、一緒に海外に行くかどうか迷う方も多いのではないでしょうか。自分の仕事、あるいは子どもの学校のこと、海外暮らしに対する不安など、悩みはいろいろあると思います。

でも、結果的には、私は「行ってよかった!」と心から思っています。

子どもたちに日本ではできないようないろいろな経験をさせてあげることができたし、中国語と英語、二つの語学力を身につけることができたのも大きな財産になりました。


私自身も、語学学校で大学時代に戻ったような気分を味わったり、好きな食べ歩きや街探索に明け暮れたりして、とても楽しかったです。

何より、台湾人の明るく大らかな人柄と、台湾文化のオモシロさは最高級! その魅力にすっかりホレこんでしまったんです。


 


<第二の関門は言葉の壁>


そういうわけで、2009年の夏に台北に引っ越したんですが、当時、私は中国語がまったくできませんでした。知っているのは「」と「謝謝」ぐらいで、数も数えられなかったんです。


当然、日常の買い物すら不便です。何しろ相手が言ってる値段すらわからないのですから…。

お出かけ好きの私が、外に出るのが怖くなってしまいました。家に閉じこもっていると、ますます気分が落ち込んでしまいます。


そこですぐに、中国語を習い始めました。最初は週に2~3回。でも、なかなか上達しないんですね。その国で半年も暮らせば日常会話ぐらいできるようになるだろう…なんて思ってた私は、自分の甘さを痛感しました。

それで、週5日、大学の語学センターに通い始めたんです。

まあ、毎日通ったからって、すぐに話せるようになったわけではありませんが、クラスメートとランチに行ったり、学校のイベントに参加したりする日々はとても刺激的でした。


言葉って、やっぱりとても重要です。私は「行ってから勉強すればいいや」と軽く考えていましたが、もし時間が許すなら、駐在前に少しでも学んでいったほうが、カルチャーシ ョックが少なくなるかもしれません。


また、早くしゃべれるようになりたいと思ったら、できるだけ毎日学んだほうがいいと思います。中国語のドラマやアニメを見るのもいいですね。うちの娘たちは中国語吹替えの「あたしンち」や「クレヨンしんちゃん」にハマってました。

ちなみに、台湾アイドルのファンになった友だちは、びっくりするぐらい上達が早かったですよ。


 

<逆カルチャーショック?>


そんなふうにして、どんどん台湾暮らしに馴染んでいった私。あまりにも馴染みすぎて、本帰国するときには「もっと台湾にいたい~!!」と切実に思ったほど。「日本の暮らしに適応できるかな…」と本気で心配してたんですが…


帰ってきてみたら、意外とスムーズに生活できています(笑) 当たり前だけど、根は日本人だから、やっぱり自分の国の空気は肌に馴染むんですね。


ただし、交通費の高さにだけは、いまだに慣れません…


台湾では、2030分ぐらいタクシーに乗っても10001500円程度。バスなんて50100円ぐらいで乗れちゃいます。だから、ネットや雑誌で美味しそうお店を見つけたら、一人でホイホイ出かけてたんですよ。


でも、日本じゃそういうわけにはいかない…

言葉は通じるけど、やっぱりひきこもり気味になってしまうのでした。