Vol.8 ボディコンサルタント  吉原のりこさん(台湾・台北在住)

 

■吉原のりこさん   (  ボディコンサルタント 

 

■海外在住歴: バンクーバー7年、 上海11年、 台北3か月(現在在住中)

 

■家族: 夫: Nelsonさん、 こども: Alex君、Sunny君

女子力アップクラスにて。参加者全員でスクワット!
女子力アップクラスにて。参加者全員でスクワット!

■まず、ボディコンサルタントというお仕事について、教えてもらえますか。

 

はい、はじめまして、よろしくお願いします。

少し前に11年暮らした上海から引っ越しして、現在は台北で“ボディコンサルタント”として活動しています。 

ボディコンサルタントとは、マタニティからシルバーエイジの方までを対象に、一人一人のお体を観察しながら、クライアントさんが「快」を感じるようなカラダの使い方やココロの方向性を、共に考えサポートしていく仕事です。

 

■具体的に、どのように観察、サポートするのでしょうか?

 

まずカウンセリングをして、その方の話す言葉や動きなどを観察させていただきます。 その後、その方のお身体を触らせていただいて、体の痛みや違和感のある部分に丁寧に手を添えて、体が訴えてくる感覚に寄り添い、必要なストレッチ、セルフマッサージなどを行ってもらいます。

 

■日本にいた頃は、エアロビクスインストラクターをしていたそうですが、ボディコンサルタントの仕事を始めたきっかけを教えてください。

 

エアロビクスを教えていた当時、マタニティエクササイズを指導していく中で、「カラダとココロの関係」をもっと、学びたいと思った事がきっかけです。

 

■何かきっかけや気づきになるような出来事があったのですか?

 

マタニティエクササイズを行う中で、「一人一人の身体はちがう」という事を実感していきました。 その中で、特に、マタニティ時期の骨盤がいかに弾力であるか・・・ということが、その後のお産にも影響力する事を発見しました。このことがきっかけで、より深く知りたい!と身体について興味を持ち、もっと的確なサポートをするには、身体をもっと知る事だと考えるようになりました。

 

■最初にカナダ(バンクーバー)へ行かれています。 はじめて日本を出てカナダで暮らすとき、また渡航後の印象はどうでしたか?

 

国際結婚をしたので、海外では、最初にカナダ(バンクーバー)に住む事になりましたが、その後の中国(上海)・台湾(台北)でも、どこに住んでも「住んで都にしていく」という気持ちでいます。それぞれの場所で暮らしてみた印象を一言で表すと、バンクーバーは「自然が豊か」、上海は「ハイスピード」、台湾は「のんびり」という感じですね。

 

■それぞれ環境も国民気質もずいぶん違うと思いますが、生活したりお仕事をする上で、現地の人と接するとき、何か違いは感じますか?

 

各地で現地の人と接するときに、いつも感じることは、その国の気候や環境がその国の国民気質に影響しているな・・・ということですね。

その土地の環境を知る事で、現地の人々の言動を理解するために必要な知恵が働きます。

例えば、上海のように自然があまりない環境だと、人々は、ハード面を充実させる事で自分たちの生活を豊かにする工夫をする・・・。上海の人達の気質、上海のハード面の急速な発達との関連性を感じていました。

 

同じく女子力アップクラスから、座談会の風景です。
同じく女子力アップクラスから、座談会の風景です。

■たしかに、自然や環境と人間は密接に関係し合っている気がしますね。 

ご主人とは国際結婚で、ずっと海外で生活している吉原さんですが、二人のお子さんの子育てでは、何か意識していること、心がけていることはありますか?英語圏⇒中国語圏での生活ですが、言葉や文化、教育の面でも異なる部分が多いと思いますが・・・。

 

国際結婚をしたので、言語問題については、考えさせられましたね。 ただ、子どもたちを育てていく中で、どのような環境におかれても、子どもは柔軟に対応し、自分に必要なものを身につけていく事を、私は逆に子どもたちから教えてもらいました。

 

親として、子どもが本来持っている力を信じて、未来に標準を合わせるのではなく、その時の子どもをよく観て、必要なサポートをするように心がけています。

 

■仕事と育児・家庭とのバランスのとり方など、意識していることがあれば教えてください。

 

その場面場面において、何が自分の一番のプライオリティであるかを見極めて、優先的に取り組むべき物事を決め、動くように心掛けています。

 

■お仕事では、どんなときにやりがいを感じますか?

 

やはり、私のサポートを経て、クライアントさんのココロとカラダが「快」を実感された時、クライアントさんの笑顔を見ることができた時に、こちらも幸せな気持ちになりますね。

 

■今のお仕事で、困ったこと、難しいと思うことや出来事はありますか?

 

クライアントさんに寄り添う事が大切なので、寄り添い方が分からないときに、少し、難しく感じます。

 

■「寄り添い方が分からないとき」とは、どんな時でしょう?

 

クライアントさんが私にココロを開く事をためらっていらっしゃる時ですね。

 

出産に立ち会わせていただいた台湾で最初のクライアントさんの赤ちゃんを抱っこ。貴重な体験は人生の宝物になりました。
出産に立ち会わせていただいた台湾で最初のクライアントさんの赤ちゃんを抱っこ。貴重な体験は人生の宝物になりました。

 

■今の仕事をしていて、感動したエピソード、印象深かったエピソードなどを教えてください。 

 

何人かのクライアントさんのお産に立ち会わせていただいた時、命の誕生する瞬間にその場にいる事を許された存在である事に感謝、感動しました。人生の宝物となる経験です。

 

■逆に、驚いた出来事、困った出来事などがあれば教えてください。

 

いきなり、クライアントさんから連絡が無くなったときは、困ってしまいましたね。

 

■今後の目標や夢を教えてください。

 

今まで学び、経験してインプットしてきた知識や知恵をアウトプットし、シェアしながら、クライアントさんやご縁のあった方々の「カラダの快」と「ココロの幸せ」に繋がるような活動をしていきたいです。 その結果、自分も幸せになる事が夢ですね。

 

■これから海外へ出て働きたい女性や、起業にチャレンジしたい!という女性の皆さんへ、一言アドバイスをお願いします。

 

自分自身の中にあるどんな想いを社会に発信して、貢献したいのか?そのためには何が必要なのか?を考えて、自分も社会も幸せになれるようにすると良いと思います。頑張ってください!

 

 (2013年11月 インタビュー・構成 茉莉花)