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Vol.7 IT関連企業サービス事業部勤務・秘書  西井由佳さん(中国・上海在住)

 

 

■西井由佳さん   (  IT関連企業サービス事業部勤務・秘書)

 

■中国在住歴: 南京1年半、上海7

 

■中国以外の海外在住歴: カンボジア1か月、オーストラリア1

 

■家族: 夫と二人暮らし (子供なし)

 

 

 

 

■西井さんが上海で働くことになったきっかけを教えてください。

 

元々、日本では建設会社で秘書をしていました。 30歳を区切りに仕事を辞めて、日本語教師の勉強をし資格を取得、カンボジアへ日本語教師のボランティアとして一ヶ月滞在しました。 

カンボジアからの帰り道、香港へ情報収集の為に立ち寄ったとき、そこで知り合った人づてに、南京で日本語教師をしている人を紹介してもらい、運よく自分も南京で日本語教師の仕事を得ることができました。 

その後、ちょうどビザの切り替えのタイミングで、人材紹介会社経由で面接を受けたところ、現在の会社に採用され、上海で働き始めました。

 

 

■カンボジアへ行って、そのままいきなり南京、ですか。 女性では、なかなか勇気が要りますね?

 

そうですね。(笑) ちょうどタイミング良く、良いご縁があったので、その流れに乗って来た・・・という感じです。人との出会いとご縁で、今日までつながっていると感じます。

 

 

■はじめて海外へ出るとき、どんな気持ちでしたか? 西井さんの場合ですと、カンボジアが大きな転機になっていると思いますが。

 

日本語教師の勉強をして資格を取得し、カンボジアへ行ったのがきっかけでしたが、このときは、それまでOLとして働いていたので、どこへ行ってもずっと使える仕事である日本語教師として、海外へ出てみたいという気持ちが強かったです。 カンボジアでのボランティア滞在が終わってからは、一旦日本に帰って、たったの一週間で準備して慌ただしく南京へ来たので、不安よりも期待のほうが大きかったですね。 

 

 

  南京と上海ではだいぶ様子が違うと思いますが、初めて来た上海の印象はどうでしたか?

 

南京は田舎で狭い街だったので、上海は活気ある大都会に感じました。 

たとえば、タクシーに乗っても、上海だったら通りの名前や住所を言いますが、南京だと「○○ホテルまで」と言わずとも「ホテル」と言えば着いてしまうぐらい田舎でした。タクシーの支払いも現金払いしかなかったので、上海に来てみたら、「交通カードって何?」という感じで。(笑)

だから、同じ国とはいえ、外国に行ったぐらいのカルチャーショックがありましたね。面白かったですよ。

 

当時は北京オリンピック前でしたので、これからどんどん発展していく活気を、街から感じました。上海万博で更に近代化されて大都市になり、すごく住みやすくなりましたね。

 

 

  今のお仕事について、詳しく聞かせてください。 

 

現在の会社は、上海に進出している日系法人に対して、ネットワーク構築からパソコン手配、レンタルサーバーまでサポートしています。 個人の方は、自宅のネット環境の設定からパソコントラブルまで、ちょっとしたことのアドバイスや相談など、何でもサポートを行っています。

 

私自身は、ここで秘書として働いています。秘書の仕事以外にも、PC・ネットワークのサポート対応も行います。 パソコン以外にも、デジカメ、携帯など、何でも屋さん的に案件をこなしています。

 

 

  どんなときにやりがいを感じますか?

 

中国に住んでいると、基本的に通信・ネットワーク事情が悪い環境にありますので、日本では無いようなトラブルや不便がたくさん起こります。 専門用語自体が中国語だとネットワーク接続やIT機器の購入は、日本にいるよりもずっとハードルも高くなりますし、外国人だからということで騙されたりなんてことも、しょっちゅうあります。 そうした時に、ちょっとしたことでもお手伝いをするのが私達の仕事です。

 

たとえば、中国は埃っぽいので、簡単にPCに埃が入りやすいし、ネットワークが繋がらないということも、頻繁に起こります。 そんなとき、お客様から見ると「なんでだろう??」というような首をかしげるようなトラブルも、弊社のように、同じような症状の案件をこなしていると、中国ならではの共通の現象で、すぐに原因が分かったりします。 そうしたサポートを通じて、お客様の日々の生活に役立っていると思うと、やりがいを感じますね。

 

 

■一般の人には日本語でも難しいPC・ネットワーク関連用語。ましてや中国語ができない人にとっては、それだけでお手上げです。とっても役立つサポートですね。・・・確かに、埃っぽいのが原因での故障、よくありますよね。

 

以前、私の使っていた日本製のデジカメの蓋が開かなくなったことがあって、それも埃が原因だったりして、

友達に訊いたら、同じ現象の人が他にもいて。 

 

■あ、私も日本で買ってきて上海で使用していたデジカメの蓋が開かなくなって、指で開けていましたが、それって・・・

 

きっと、それも同じですね。(笑)中国ならではのご当地トラブルの一つ、ですよね。(笑)

日本にいるとあんまりありませんが。

 

 

趣味で習っているお茶と着付け。仕事を忘れ、心がやすらぐ時間。
趣味で習っているお茶と着付け。仕事を忘れ、心がやすらぐ時間。

■西井さんの休日の過ごし方など、教えていただけますか?

 

テニスサークルに入って、日曜日に活動しています。あとは、お茶と着付けも習っています。

まだ子供がいないので、習い事など、やりたいことを色々とやってみたいと思います。

 

  上海で感動したこと、印象深かったエピソードなどはありますか?

 

ここ上海では、上海ならではの人との出会い、繋がりというものを、強く感じます。志が高く、素敵な女性が多いので、そういった人達から、刺激を受けています。 

 

 なかでも、上海の起業家女性達で結成したチェリードラゴン(櫻龍会)という会があり、そこに参加するようになったことは、大きな出来事です。起業家だけでなく、私のような会社員として働く女性も参加している会で、私にとっては、ここでの出会い、活動が大切な時間になっています。

定例会では、美味しいレストランでワインや食事を楽しみながら情報交換をしたり。それ以外でも、日本では無いような上海ならではの苦労を励まし合ったり、支え合ったりしながら、仲よく活動しています。 

 

 

■チェリードラゴンというと、「夏祭り」が有名ですよね。

 

はい、そうですね。このチェリードラゴンで、毎年夏、上海で生活している人(主に子供達)に日本の夏を体験してもらおうと、夏祭りを開催しています。 メンバー全員仕事をもっているのに、何ヶ月も前から一生懸命企画し、何回も集まり会議をして準備をしました。 

昨年は、目標500名を大幅に超える2,000弱のお客様が来場し大好評を頂きました。縁日のコーナーも、子連れのお客さんでベビーカー渋滞するくらい(笑)にぎわい、とても楽しかったです。

 

またスタッフは皆、すごく大変だったはずなのに「来年も頑張ろう、もっとよりよいものにしよう!」と言ってくれて、本当に実施してよかったと思っています。

 

今年も6月に開催、現在準備中です。上海で生活している人達のために、楽しんでもらいながら交流、仕事の活性化がでできるようなイベントにできるよう、がんばりたいと思います。

 

(※2013年6月開催の夏祭り詳細はこちらから。)

 

昨年の夏祭り。海外在住の親子にとって、日本の夏を体験できる貴重なイベント。
昨年の夏祭り。海外在住の親子にとって、日本の夏を体験できる貴重なイベント。
休日はテニス仲間と一緒に、リラックスして楽しみます。
休日はテニス仲間と一緒に、リラックスして楽しみます。

 

西井さんの今後の目標や夢を教えてください。

 

 上海で活躍している人はたくさんいるのに、まだまだITの知識は不足しているなあと感じます。 

 IT教室など開いて、もっともっとIT知識を広める活動をしていきたいです。

 

私の場合、夫が駐在員なので、今後、他の土地への移動の可能性もあり、将来のことは分かりません。

業種がアパレル関係なので、今後途上国に行く可能性もあり、私としては、楽しそうかな?と思って期待している部分もあります。(笑)

 

「駐在妻は、将来が読めないので可哀そう・・・」「旦那さん次第の人生で何もできない。」と言われることがあったり、そう思ってネガティブになる人もいますが、私自身そうは思いません。

カンボジアであろうと、南京でも上海でも、拠点はどこに移っても構わないし、どこへ行っても同じことだと思っています。

きっかけ次第で人生は変わるし、積極的な気持ちを持って何かにチャレンジすれば、気持ちも変わってくると思います。

 

  最後に、これから海外へ出て働きたい女性や、何かにチャレンジしたい!という女性の皆さんへ、

一言アドバイスをお願いします。

 

海外に住んでいるからこそ出来る事や目標がたくさんあります。

上海に住んでいて思うのは、女性は本当に極的で、貪欲に、学んだり楽しんだりしている人が多いなあという

ことです。 

 

ポジティブで人生を楽しんでいる素敵な人がたくさんいます。女性ならではのバイタリティーを

活かし、可能性ある海外にチャレンジしてみてください。

 

  駐在員の妻であり現地採用で会社員としても働いている西井さんから、刺激をもらう女性も多い

ことと思います。 力強いアドバイス、楽しい体験談をありがとうございました。

 

 

(2013年3月上海 インタビュー・構成 : 茉莉花)