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池田範子さん(女性起業・Web制作支援会社経営)


2013.7.20掲載

 

池田範子さん (東京都在住)

またたび企画株式会社 代表  


家族: 夫、こども(0歳3か月)

海外在住歴: 米国・ロサンジェルス(1か月)、フィリピン(7か月)、インドネシア・ジャカルタ(2か月)、 中国・上海(7か月)2008年。 現在は日本在住。


起業前の職業システムエンジニア、ITコンサルタント

現在の職業: 女性の起業・Web制作支援 

(またたび企画代表)


お教室開業支援MYST(ミスト)HP 

 

お教室開業などで起業したい女性達に向けて、セミナーやランチ交流会を開催しています。『初めの一歩』のお手伝いをしていきたいです。
お教室開業などで起業したい女性達に向けて、セミナーやランチ交流会を開催しています。『初めの一歩』のお手伝いをしていきたいです。

■池田さんのお仕事内容を教えてください。

 

女性のWeb集客・起業支援、ホームページ制作などを行う会社を経営しています。


 

■現在のお仕事を始めたきっかけを教えてください。


起業する前は会社員として、企業のシステム導入の仕事に関わっていました。

会社員として働いていた頃は、仕事はとても充実していてやりがいもあったのですが、やはり仕事がらとても忙しく、徐々に、「現在の職種で妊娠・出産し、育児をしながら、40歳になってもこの仕事を続けられるのだろうか?」と自問自答するようになりました。

 

そして、34歳で退職しました。退職後に身に着けたホームページの制作スキルを活かして、何かを始めたいと思うようになり、また、周囲に起業を目指す女性が多かったので、そのお役にたてないか・・・と考えるようになりました。 起業支援のサービスを提供する会社はたくさんありますが、その中でも、ホームページの制作をリーズナブルな価格でサポートする会社はみかけなかったので、このことが、私の起業のきっかけになりました。

 

当時、ホームページは起業しようと思った時にまず最初に必要となる物なのに、作り方や扱い方を教え、支援してくれる会社やサービスが見当たらず、なぜだろう?と思いました。 女性が分かりやすく学べて、自分で運営できるように支援するサービスがあったら、お金をかけずに起業することが可能になるはず。起業したい女性にとって必要とされる隙間需要だな、と感じ、自分がやってみよう!と思い立ちました。

フィリピン駐在時代。会社のイベントで、皆でブタの丸焼きを食べました!初めての海外赴任で初めての経験ばかり!
フィリピン駐在時代。会社のイベントで、皆でブタの丸焼きを食べました!初めての海外赴任で初めての経験ばかり!

■池田さんは、退職して起業する前に、色々な都市に駐在員として海外赴任していますが、駐在前後・期間中はどのような仕事をしていましたか?

 

以前は、企業へのシステム導入の仕事をしていました。会社員のときは、ずっと海外赴任を希望していたので、海外で仕事ができたことは嬉しかったですね。 米国、フィリピン、ジャカルタ、上海の各地でそれぞれ異なるチーム・メンバーとカルチャーの中でたくさんのことを経験できました。


赴任先は、海外で工場を展開しているメーカー等の大企業が多く、やりがいがあり、とても面白かったです。

そこで働く女性は能力が高い人が多かったけれど、文系出身の自分は限界を感じてもいました。 先ほど述べたように、この先年を取っていって、60歳まで今の仕事を続けていられるかどうか?と考えたときに、やっぱり起業したほうが良いと考えるようになりました。 


 

 

■駐在で海外へ出て行くとき、どんな気持ちでしたか? 各都市の印象はどうでしたか?

 

私の場合は、プロジェクトで駐在員の募集があり、「チャンスだ!」と思い、自ら手を挙げて行きました。

一番初めにフィリピンに行ったときは、治安の面が少し不安でした。 ここではホテル住まいで運転手付きの生活でしたが、現地で普通の人達が普通に暮らしている様子を見て、それほど不安に感じることはなかった・・・と思いました。


最後に駐在した上海は、国際都市で日本人も多いと聞いていたので、暮らしやすいだろう・・・と思い、さほど心配はしませんでした。 インターネットが通じない等のトラブルや多少の不便はありましたが、基本的には平日は会社と自宅間の往復の生活で、土日は日本人街などで外食したり買い物したりの生活。 あまり現地に関わることが無かったのが、ちょっともったいなかったですね。 上海駐在の経験によって自信もつき、仕事もやりがいがあり、同時に責任も感じました。 LAで苦労した経験があったからこそ、中国でも役に立ったしがんばれたと思います。



■駐在中に印象深かったエピソードなどがあれば、教えてください。

 

上海に駐在した当初、日本人管理者と中国人スタッフの間でいざこざが起きて、事態の収集に苦労したことがあります。 でも、中国人スタッフと一人一人時間をかけてコミュニケーションを図るように努めたことで、日本人である私を信頼してもらえるようになりました。 「中国人はこうだ、日本人はこうだ」という思い込みを持ちすぎず、一人一人の人間と向き合う姿勢を持つことが大事だと思いました。 

 

また、同じ時期に駐在していた人に、中国のことが大好きで、半年でほぼ中国語をマスターしてしまった女性がいて、とても活き活きと働いていました。 せっかくもらった駐在の機会を活かせるかどうかは、結局のところ、その人自身の姿勢にかかっているのだと思います。

 

上海駐在時代。休日に職場の仲間たちとバーベキューに行きました。
上海駐在時代。休日に職場の仲間たちとバーベキューに行きました。
優秀で個性豊かな上海の同僚たちには刺激を受けました。(後列中央が池田さん)
優秀で個性豊かな上海の同僚たちには刺激を受けました。(後列中央が池田さん)

■現在のお仕事で、女性の起業支援をされていますが、どんな女性が多いですか?どんな相談を多く受けますか? 

 

夢をかなえるために起業をする方、結婚や子育てなどを機会に退職されて起業する方など、様々な女性がいらっしゃいます。相談内容は集客に関することや、ホームページやブログの活用方法についてが多いです。男性の場合と比べて、女性の起業は、自分自身が問題だと感じていることからビジネスチャンスを見つけたり、自分が本当な好きなことで起業するなど、地に足についたものが多いような気がします。

 

 

■今の仕事では、どんなときにやりがいを感じますか?

 

会社員時代は仕事が細分化されていて、自分の仕事の結果を見る機会があまりありませんでした。 今は、直接お客様と接することができるため、いい仕事ができたときに、お客様から直接感謝の言葉をいただけることが嬉しいし、やりがいになっています。 これまでに、クレームなどの困ったことよりも感謝されることのほうが多く、それも嬉いことだなと感じていますね。

 

 

■では、反対に、困ったなあということはありますか?

今は全てを一人でこなしているので、やれることの範囲に限界があるなと感じています。特に、最近子供が産まれて、仕事にかけられる時間は減ったので、やるべきことに効率よく時間を割けるように工夫しなければと感じています。

 

 

3か月になる娘と一緒に。育児のペースにもだんだん慣れてきました。
3か月になる娘と一緒に。育児のペースにもだんだん慣れてきました。
サイクリングが好きで、休日には夫と二人で遠出します。
サイクリングが好きで、休日には夫と二人で遠出します。

 

■今後の目標や夢を教えてください。

 

一人でも多くの女性の起業をサポートしていき、頼っていただける存在になりたいと思っています。

今は基本的に一人で事業をやっていますが、将来的にはチーム体制を作り、HP、労務士、カメラマン、Web制作などの人材を募集したいと希望しています。

 

これから組織化していく上で、また大変なこともあると思いますが、子どもが産まれたので、どこかのタイミングで切り替えていきたいなと思っています。

 

■これから海外へ出て働きたい女性や起業にチャレンジしたい!という女性の皆さんへ、アドバイスをお願いします。

 

どの国に行っても上手くいかないこと(生活面・仕事面)はありますし、そういうときには、つい日本での生活と比べて、その国や人のせいにしてしまいがちです。けれど、よく考えてみれば、自分の側に原因があることがほとんどだと思います。 見知らぬ他国へ行っても苦労しないためには、日本にいる間に、仕事力・生活力・精神力を磨いておくことが大事だと思います。

 

また、コミュニケーション力は何よりも大切な力で、女性が得意な分野だと思います。 ですから、女性は海外でも仕事を進めやすいのでは?と思います。 多くの女性に、どんどん海外で活躍の場を広げていってほしいと思います! ありがとうございました。

 

 

(2013年2月東京にて インタビュー、構成 : 茉莉花)